about 学会について
メッセージ 日本皮膚病理組織学会 理事長あいさつ
日本皮膚病理組織学会理事長
旭川医科大学皮膚科 藤田 靖幸
令和8年度から理事長職を拝命しました、旭川医科大学皮膚科の藤田靖幸と申します。鶴田前理事長のご勇退により、その後を引き継ぎました。若輩者かつ、あまり皮膚病理の専門家でもないただの皮膚病理好きではありますが、精一杯任務を務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
皮膚科は形態学を重視する診療科ですが、臨床像やダーモスコピーだけでは決め手を欠くことも多く、最終的には病理組織学的に確定診断されます。そのため、皮膚科と皮膚病理は切っても切れない関係にあり、すべての皮膚科医は皮膚病理を修める必要があります。一方で,臓器別の病理学の中でも皮膚病理は,突出して広大な範囲をカバーする必要があります.なぜなら皮膚は外界に直接接するために,腫瘍以外に様々な炎症性変化が生じる臓器であり,臨床的な形態学ともリンクさせて初めて理解できる疾患が膨大に存在するからです。言い換えれば、皮膚病理組織学は、様々なレベルの形態学から多彩な疾患の本質を見いだす高度に知的な学術領域なのです。そのため、皮膚病理診断科がひとつの診療科として認められている国もあり、特に欧米では専門医制度により質が担保されています。
日本皮膚病理組織学会は1985年に設立され、すでに40年以上の歴史を持つ、主に皮膚科医と病理医からなる集まりです。同好の士が切磋琢磨し、診療科の枠を超えて皮膚病理の「かたち」について熱い議論が為されてきました。私が初めて本会の年次大会に参加したのは約15年前ですが、当時は会場の参加者同士で一触即発の緊張感のある議論が幾度となく繰り広げられ、発表した壇上で私が完全に置いてけぼりになったのも懐かしい思い出です。
その後は歴代理事長のご尽力により、敷居の低いコーナーやInternational session、ダーモスコピーとの相関性を議論するコーナーが開設され、バラエティ豊かで若手にも優しい年次大会へと進化しています。一方、他の学会と決定的に異なる特徴として、診断が決まったものについて単に発表するだけではなく、確定診断が困難な症例を皆で考えていこう、という姿勢が貫かれていることが挙げられます。いわば、日本一ディープで教育的なCPCがここでは毎年繰り広げられています。
日本皮膚病理組織学会では教育を重視しています。専攻医向けには「皮膚病理へのいざない/いざ叩かん、道場の門」を日本皮膚科学会総会で開催し、専門医以降向けの中級者向けには年2回「皮膚病理道場あどばんすと」を開催して、次世代の皮膚病理専門家が育つ土壌を形成しようとしています。学会員は、過去の皮膚病理セミナーなどで供覧されたエキスパート症例をバーチャルスライドで学習できる環境を整えています。また、皮膚病理の分野で仕事を残した若手の先生には、学会賞を授与する制度もあります。一人でも多くの医師が本会を通じて皮膚病理の魅力を知り、世界に通用するenthusiasticな皮膚病理医が増え、そんな人たちが全国各地に広がっていくことを願っています。
令和8年7月
歴代理事長 池田重雄名誉教授
日本皮膚病理組織学会創設者のお一人で初代理事長でもある池田重雄名誉教授
歴代理事長(2000年度以前の称号は幹事長)
- 1985~1997年度 池田重雄(埼玉医大皮膚科)
- 1998~2004年度 小野友道(熊本大皮膚科)
- 2005~2012年度 熊切正信(福井大皮膚科)
- 2013年度~ 2017年度 山元 修(鳥取大皮膚科)
- 2018年度~2020年度 安齋眞一(日医大武蔵小杉皮膚科)
- 2021年度~2026年度 鶴田大輔(大阪公立大学皮膚科)
- 2026年度~ 藤田靖幸(旭川医科大学)
* なお学会の名称は、「皮膚の病理組織同好会」を母体に、1985年から「日本皮膚病理組織研究会」、1989年から「日本皮膚病理組織学会」と変遷している。
組織図 日本皮膚病理組織学会 組織図
| 理 事 長 | 藤田靖幸(旭川医科大学) |
|---|---|
| 副理事長 | 常深祐一郎(埼玉医科大学) |
| 理 事 |
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| 名誉会員 | 新井栄一、安齋眞一、石河晃、大原國章、小野友道、北村啓次郎、木村俊次、清島真理子、熊切正信、斎田俊明、清水宏、高田実、田上八朗、田中勝、土田哲也、中村絹代、久岡正典、本間真、三木吉治、三原基之、村田洋三、山元修(五十音順) |
| 監事 |
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| 事務局長 | 後藤寛之 |
| プログラム担当 | 清原隆宏、種瀬啓士 |
| 推薦担当 | 常深祐一郎 |
| IT担当 | 種瀬啓士 |
| 若手研究推進 プロジェクト担当 |
伊東孝通、杉田和成、小川浩平 |
| 規約担当 | 浅井純 |
| 国際関係担当 | 河野通浩、皆川茜 |
| 学会賞担当 | 常深祐一郎 |
| 若手育成担当 | 浅井純、古賀佳織、高井利浩、田中麻衣子、藤田靖幸、山田七子、草志衆頭 | 病理学会連携担当 | 谷本昭英 |
(五十音順)令和8年7月
概要 日本皮膚病理組織学会 概要
| 正会員数 | 420名(2018年8月1日現在) |
|---|---|
| 名誉会員 | 11名 |
| 学会誌発行 | 現在廃刊。 |
| 年次学術大会 |
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