韓国訪問紀行

　　　　　九州大学　皮膚科　伊東孝通

　このたび5月25日にソウルで開催された、第12回韓国皮膚病理組織学会学術集会においてCPC演者として発表させて頂きました。今回の学会でまず感じたことは、韓国の先生方がとても勉強熱心なことです。Self assessmentの時間にはみなさん全く私語をせず黙々と顕微鏡を覗いてその後の正解発表に備えておられましたし、教育講演ももちろん集中して聞き入っておられ、私たちが発表したCPCセッションでも、英語での発表にもかかわらず全く会場の人数が減りませんでした。英語のセクションになるとそそくさと逃げていた自分を少し反省しました。自分の発表そのものはとても和やかな雰囲気のまま終わることができ、国際学会に慣れることができ、度胸もつきました。

　今回の学会ではまた、たくさんの先生方と面識を得ることができました。このような機会がなければお会いできない韓国の先生方、そして皮膚科の雑誌でよくお名前を拝見する高名な日本の先生方と直接お話しできたことは、私にとってとても貴重な経験であり、一生の財産になったと思います。

　最後に、このような素晴らしい機会を与えてくださった、日本皮膚病理組織学会理事長 山元修先生、事務局長 山田七子先生に深く感謝申し上げます。

韓国皮膚病理学会理事長の Won教授よりCertificate を授与される伊東先生