先の第 30回日本皮膚病理組織学会年次学術大会にて、韓国 Swon にある Ajou大学皮膚科学主任教授の You Chan Kim 先生に「Clinicopathologic differential diagnosis of pigmentary diseases」というテーマで特別講演を賜りました。Kim 教授は昨年より韓国皮膚病理学会の理事長にも就任されておられ、国際的にも多数の英語論文を出されている、韓国皮膚病理学会を代表する研究者です。ご講演では数多くの hypo- and hyperpigmented skin lesions の症例を多岐にわたり供覧していただき、会員一同大変勉強になりました。理事のお一人である高田先生も、このような臨床例の多い講演もためになるね、と感心されておられました。

　当日夜の会食では、「日本皮膚病理組織学会学術大会はアカデミックな雰囲気で、また討論も活発で印象的でした。韓国ではなかなかそうはいきません。」と感想を語られました。奥様も同席されましたがピアノ教師をされておられる大変お美しい方でした。お二人とも肌がきれいで、国際関係担当理事の鶴田教授の関心の的になっていました。やはりキムチパワーでしょうか。

　今後、韓国皮膚病理組織学会との交流を盛んにすること、我々の学術大会の抄録の一部（あるいは全部？）を英語化し、またバーチャルスライドとホームページを韓国の先生にもオープンにすることについても、今後検討していくつもりであることをお話ししました。web 上での投稿欄（掲示板）を用いた討論にも韓国から参加してもらえると良いと考えております。　（文責：理事長山元）